【NEDO】デジタルライフラインの先行実装に資する研究開発事業(ドローン航路)に採択されました。

2024年7月30日
グリッドスカイウェイ有限責任事業組合
株式会社トラジェクトリー
株式会社フジヤマ

デジタルライフラインの先行実装に資する研究開発事業(ドローン航路)に採択
浜松市と秩父エリアでの実装を見据え、ドローン航路の仕様・運用方法の策定及びシステム開発を実施

グリッドスカイウェイ有限責任事業組合(以下GSW)、株式会社トラジェクトリー、国立大学法人東京大学、株式会社フジヤマの4社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「デジタルライフラインの先行実装に資する基盤に関する研究開発事業(ドローン航路)」に対し共同提案を行い、この度複数の実施予定先(計2者)のうち1者として採択されました。

本研究開発では、ドローンを活用したサービスの社会実装の加速を目的とし、もう一方の採択者と重複排除・役割分担の上で、各社の技術を活用しながらドローン航路(※)内の安全・効率的な運航のための管理手法や、ルール等について調査を行うとともに、航路内部の安全かつ簡便な運航に必要な情報配信及び安全管理の支援等を統合的に行うドローン航路システム等(以下、ドローン航路システム)を開発します。

政府は、人手不足や災害激甚化といった社会課題解決や、産業発展のデジタルによる恩恵を全国に行き渡らせるため、約10カ年の「デジタルライフライン全国総合整備計画」を策定しています。デジタルサービスの一翼を担うドローンの社会実装に関しては、現状各運航者が物的資源、人的資源、時間・金銭コスト等を個別的に負担しており、重複投資やサービスのサイロ化が進んでいるという課題があります。

本事業を通じて、これら個々の運航者が個別に負担している共通的なコストについて、航路を利用する複数の運航者で分担することで低減させ、ドローンの市場規模の拡大につなげるとともに、社会課題の解決に寄与します。

そして、本事業で開発したドローン航路システム等を活用しながら、政府が定めるドローン航路の先行実装地域(秩父エリア:送電設備等のインフラ点検、浜松市:河川の巡視・点検及びドローン配送サービスを想定)において、各ユースケースでの社会実装を行い、将来的には「点の実証」を「線・面の実装」につなげ、いつでも、誰でも接続可能な「デジタルライフライン」として全国に拡大していくことをめざします。

※ドローン航路とは、ドローン運航のための社会的理解の醸成が進んだ範囲であり、地上及び上空の制約要因に基づいて立体的に最外縁が画定された運航環境において、航路運航支援及び航路リソース共有を実現するもの。(「デジタルライフライン全国総合整備計画」p.29より抜粋)。

【概要】

実施期間2024年5月~2025年3月末(予定)
事業概要• 地上及び上空リスク等の制約要因に基づいて立体的に空域の航路を画定し、航路内部の安全かつ簡便な運航に必要な情報配信及び安全管理の支援等を統合的に行うドローン航路システム等を開発する。
• ドローン関連データを流通するためのシステム等を構築する。
• ドローン航路内の安全・効率的な運航のため、ドローン航路に係る管理手法やルール等について、調査・研究を行う。
• 先行実装地域(秩父、浜松)において、送電網の管理、河川上空のマルチユース実証を行い、ドローン航路の有効性を確認する。

 図1.事業概要イメージ(NEDO採択結果公表資料より/リンク

【本件に関するお問い合わせ先】

本件に関する   
お問い合わせ先
グリッドスカイウェイ有限責任事業組合
〒105-6490 港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズビジネスタワー4階
support@gridskyway.com
株式会社トラジェクトリー
〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-2-1住友不動産虎ノ門タワー info@trajectory.jp
株式会社フジヤマ
〒430-0946 静岡県浜松市中央区元城町216-19
info@con-fujiyama.com

NEDO「産業DXのためのデジタルインフラ整備事業/デジタルライフラインの先行実装に資する基盤に関する研究開発」に係る実施体制の決定について
https://www.nedo.go.jp/koubo/IT3_100319.html